汗かき、べそかき、自転車漕ぎ、

自転車旅で感じたこと、ぼやきその他いろいろ

歳の数だけ東欧・南欧諸国1万キロ自転車旅第10走:寝台列車サンクトペテルブルク行き切符購入しました。

 

10月23日(月)

1週間で7GBの契約でもう1週間過ぎたけど使えるのだけど大丈夫だろうか。パスポート先の住所に高額な金額請求されないよなあ、と心配な癖っ毛です。

前の日にほぼ閉まっていましたがヴェリニサージュ市場にも寄れたこともあり、やることリストはあと3つです。クレムリン内部の見学、ビーフストロガノフとペリメニそしてサンクトペテルブルク行きのチケットを買うこと。火曜日は出発の日なので荷造りなどを終わらせのんびりしたいと考えているのでこの日に全てこなしたいところです。

さてさて無事に全て終えることができたのか。

 

まずはサンクトペテルブルク行きのチケットを達成しようとしました。パベルさんからはサンクトペテルブルク行きの列車はレーニングラツキー駅で買えると伺っておりました。レーニングラツキー駅付近の駅へは、まずバスに乗り近くの地下鉄駅へ向かいます。そこからは一本で行けます。

先日も申し上げた通りグーグルは本当にすごいなと感じております。モスクワ郊外の路線バスまで案内できるみたいです。グーグルの案内で表示されたバス乗り場で待ちました。752番に乗るよう指示されました。グーグル上では9分ごとに発車しているようでしたがそこはうまく行きませんでした。他の番号のバスがいくつも過ぎる中待ちました。結局35分ほど待ちました。途中あまりにも来ないので郊外電車で乗り換えたり、他の番号のバスで目的の駅へ行こうともしましたが、おとなしく従うことにしました。とりあえず少々待ちましたが752番のバスが来たのでよかったです。そこからはグーグルのGPSを使ってまだ駅じゃないかなあと睨めっこ。どこでバスを降りるのか、そして今自分がどこにいるのかが明らかなので本当に便利です。まずは家の近くの地下鉄駅に着きました。

バスと同じようにICカードをタッチし改札を入ったのはいいが前日の郊外電車と同じくどのホームに行くべきなのか。まだこの駅は小さく地下鉄のレッドラインだけが通っており2つしかホームがないので助かりました。各ホームに行き先が書いてある表示板がありました。もちろんキリル文字だけです。グーグルに表示されているコモスモルスカヤ駅のキリル文字表記をその目の前の表示板で探します。いくつも駅名が表示されている中見つけることができ、どちらのホームかはわかりました。念のため近くにいた人に指差しとコモスモルスカヤと駅名を繰り返しなんとなくホームが合っていることを確認します。モスクワ2日目の日にこの地下鉄を使いパベルさんと都市部へ向かったことがあり、その時と同じ景色が見えた時は安心しました。

あとはコモスモルスカヤ駅で降りるだけです。郊外電車の時とか異なり今回は簡単でした。それはなぜか。都市部を走る地下鉄は恐らく海外からの観光客も多く利用しているためか、アナウンスはロシア語の後に英語が繰り返されます。耳をすませて、Next station is コモスモルスカヤのアナウンス。無事にコモスモルスカヤ駅に着きました。こんなに駅を装飾する必要があるのか、ミニマリストな癖っ毛には理解が難しいですが面白い価値観や美意識だと思います。でも日本のようにシンプル過ぎても特に地下鉄は真っ暗ですし閉鎖感があり息苦しいのでしょうか。毎朝の通学や夜の帰宅時に電車内で顔が死んでいるサラリーマンの方を多く見てきました。なんとなくどんよりな雰囲気の日本の電車内。このように駅をきらびやかにすることで少しは気分も晴れやかに毎朝過ごすこともできるのかなあなんて考えたりしていました。

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 ホームはもちろん駅の外観も同じような力の入れようです。これは別の駅で昨日利用したキエフスキー駅で待ち合わせの時になんでこんなに見た目にこだわるのだろうと不思議に思ってふと撮った一枚です。

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無事にコモスモルスカヤ駅のホームに降りたはいいですがこの駅は付近に4.5個駅があり乗り換えルートが多く出口に出るのに一苦労でした。自分が利用したのは1番ラインで知らぬ間に適当に歩いていたら9番ラインのホームにいました。一息つき落ち着いてからまた歩き始めレーニングラツキー駅の案内を見つけたのでそれに従いレーニングラツキー駅に着きました。階段を上がり外へ出ると先週見たのと同じ景色。横はシベリア鉄道モスクワの終着駅です。とりあえず目の前にあった切符売り場に行きましたが郊外電車の売り場で、サンクトペテルブルクや長距離列車は中のカウンターだと案内されました。指示通り中に入って長距離列車の切符売り場を見つけました。ただどうやら整理番号のようなものが必要みたいです。その発券機は見つかりましたがこれでは手も足も出ません。落ち着いて画面全体を見ますが英語表記変更へのボタンはありません。

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とりあえず長距離列車切符売り場のカウンターで暇そうな人に聞いてみました。サンクトペテルブルク行きの切符を自力で買った他の方のブログで読んだように、事前にオンライン購入の画面で列車と席を決めてスクリーンショットを撮りました。それを見せながら買いたい旨を伝えます。

ここで骨を折る事件発生です。カウンターの方は単語単語の英語での対応でした。それはまた良いのですが、どうやら癖っ毛の買おうとしていた列車はレーニングラツキー発ではないためここでは購入できないようなのです。全てサンクトペテルブルク行きの電車はレーニングラツキー駅から発車しているものだと思っていました。パベルさんの言っていたことは適当で間違いだったのかと言うとそうではありません。レーニングラツキー駅から出るサンクトペテルブルク行きの電車は日本の新幹線に相当するもので約4時間でいける早い列車に限ります。その列車は安い席でも1万円前後します。癖っ毛の乗ろうとしているのは9時間かかる寝台列車の一番下の三等でトイレ付近の最安値で約1600円です。別にサンクトペテルブルクまで急ぐ必要はなく高速電車で行く理由がありません。できる限りコストを抑えるに限ります。

ここではお目当の寝台列車の切符は買えないとしり結構メンタルを削られましたが不幸中の幸いで、その発車駅はここから遠くありませんでした。グーグルで調べたら電車で18分、徒歩で28分で2キロほどだったのでそこへ行き切符を買うべく歩くことにしました。がっくしきているものの、知らない街新しい景色を見るのは楽しいもので自分なりに楽しみながら本来目指すべきであったクルスカヤ駅へと向かいました。

 

クルスカヤ駅へ着きました。ここから第2回戦が始まることを高瀬は知る由もありませんでした。

やはり都市部では案内表示にはロシア語の下に英語表記があるのである程度助かります。”Ticket for Long-Distance Train”の文字を見つけてすぐにチケットカウンター自体はわかりました。事前に読んだブログではスクリーンショット画面のおかげでロシア語も英語も使わずに購入を済ますことができたと書いてありました。列に並んで自分の番になりました。早速スクリーンショットの画面を見せます。おばちゃんの受付で拡大するように言われます。画面をじっと見たあとにどうやらここでは買えないという風な対応をされました。あれれ、聞いていた話と違うぞ。癖っ毛はロシア語がわからない。おばさんは英語ができないという状況を理解してメモになにやら書いて渡されました。どうやら14番のカウンターに行きなさいということらしく早速14番に向かいました。カウンターの前には”Ticket Master”と書いてありました。これは頼もしそうだぞ。

ただあいにくそれも期待外れに終わってしまいました。自分の順番が来て、始めに”In English?”と聞いてみるとすごく嫌そうな顔をされました。どうやら英語対応は難しいようなので一生懸命ボディランゲージで伝えますが、ロシア語も話せない面倒な外国人観光客に映ったのか聞く耳も見る目も持たぬように首を横に振るだけでした。正直その態度にいらっと来てしまいそのカウンターをあとにしました。なにがTicket Masterだ、全然マスターなんかじゃないじゃないか。そんなことを考えながら最初のカウンターのおばちゃんが手渡してくれた14番と書かれた紙を手の中で静かにくしゃっと握りつぶして必死に堪えました。

深呼吸、深呼吸。

自分をかっこつけたり、美化する意味なんてありません。正直なところ抑えきれずその紙を地面に叩き捨てました。本当に格好悪いと感じています。まだまだ器の小さい男です。結構沸点は低いかもしれません。いや低いか、認めよう。低いです。もっと叩かれて鍛えなきゃ、常々そう感じます。まずレーニングラツキー駅でなかったところから徐々に気力体力は奪われていましたがちょっとがくっときてしまいました。

一息ついて落ち着いてからインフォメーションカウンターに行きました。どうやらその方は英語がわかるようでした。携帯の画面を見せて買いたい旨を伝えると、どのカウンターでも買えるわよと言われました。いやいやいや、最初にあしらわれているんだけどなあなんて心の中で思いながらもありがとうと言い、戦闘力0に近かったですがもう一度一応行ってみるかとチケットカウンターへ。

ここでふと考えたのは、最初の方にチケットマスターの方も決して若いとは言える年齢ではなさそうでした。ただインフォメーションカウンターのお姉さんは英語が話せた。これはともすると若い人なら英語大丈夫なのではないか。必死で38番まであるチケットカウンターの1つ1つを見て若い人を探しました。

いましたいました、若い男性。見つけましたよ。

若い男性の方がやはり仕事も速いのか、結構並んでいましたがこの男性一択です。途中列整備の人なのか、空いている他のカウンターへの移動を促して何人か抜けたりしていましたがこのカウンターに並び続けました。

 

ここで思わぬところからのボディパンチが入ります。それはロシア人の列の並び方。これは本当にめちゃめちゃ面白いです。

どうやら他の人のブログ曰く、順番待ちしに来た時に”一番後ろ今だれ?”とその人が聞きます。するとその時一番遅待ちの人が”私よ”と言います。そしたらその順番待ちしに来た人はどこに行ってもいいのです。列に並ぶ必要はありません。自分の前の順番の人だけを覚えればいいのです。極端な言い方をすれば順番待ちにおいてロシアでは列は何の意味もなしません。で前の人が終わりそうになったらどこからともなくやってきて、端から見ると割り込みのような形で列に並びその前の人が終わるとその人の番。これで恐らくうまく機能しているから面白いところ。誰かがどこからともなく来て並んでも、なんだなんだあという感じ。そのどこからともなく来た人は本当は今初めて来たかもしれないですがその人を皆信用します。日本だったらそんな急に前に入られたら頑固なおやじさんあたりが怒鳴っているでしょう。

こんな並び方があるというのはその他の人の寝台列車購入時のブログ記事を見て話は聞いておりました。ここでその洗礼を受けるとは…。ただなにも発さずにおとなしく並んでいたら、癖っ毛の前の今対応している人を指して、”この次は俺だよな?”というような表情をして来るおじさん。いやいやいやずっと並んでいたよ、と思いましたが急いでいた訳ではないのでまあ譲りました。ロシア的には譲るもなにもそれが正しかったのかもしれません。それ以降は絶対にどこからともなくやってきても譲るまいと死守しました。

そんなこともありながらやっと来た順番。癖っ毛の読み通りその男性は英語がわかりました。幾分かスムーズにことが進みました。シベリア鉄道でウラジオストク乗車時で本当にすぐ発車の時に荷物用の切符の提示を指示されあたふたなんてこともありました。パベルさんからも一緒に自転車用に荷物切符も買うように言われておりました。自転車を運びたい旨も伝わりました。自転車用はまた別の23番カウンターに行くよう言われました。とりあえずお金も払って無事に自分の券は発行されました。

ふぅ、と一息つきました。が...。本当に不思議なんですがここでなぜだか気づいてしまった大きな大きな間違い…。

10月24日0時発列車の切符を購入していたのです。ちょうど切符を買ったのが23日の午後2時くらいでしょうか。つまりあと10時間後に発車する電車です。あれれれれ、こりゃまいった。

25日水曜日の午前中にサンクトペテルブルクに入りたい。本来であれば25日の0時前後発の列車を買わなければいけないのになにを勘違いしていたのか…。恐らく24日火曜日パベルさんの家を出てその夜の電車に乗って行くのでそれで、24日発24日発とオンラインサイトで列車を検索する時に24日の夜指定で検索をしていたようです。スクリーンショットの画面を見ましたがこれは完全に癖っ毛のミスでした。

もうここでは白目状態です。自分自身のミスですから怒りとかではなく、ただただ放心状態。なんでなんだ、と自分にとことん呆れ果てました。

Return for Ticket というカウンターがあったので返金ができるのかなあとそこに行ってみました。ただあいにくのおばちゃんカウンターで英語はできません。癖っ毛もロシア語ができません。間違って購入してしまったことや交換したいこと、全然伝わっている気がしませんでした。英語を話し始めるとお手上げ状態という感じでなぜだかパスポートとチケットを隣のカウンターへ渡されました。隣で対応するからという感じでした。でそのおばちゃんは休憩時間になったらしく消えてしまいました。この休憩時間に関しては本当にきっちりしている点は余裕ない時や急いでる時は少々いらっと来てしまいます。

隣は荷物用のチケットカウンターで、恐らく自分のチケットの詳細欄やらよくわかりませんがチケット購入時に自転車を乗せるので荷物用のチケットの購入の話もしていたのでそれがそのチケットに表記されていて、荷物用のチケットを買いたい乗客だと思われたのでしょうか。結構隣のカウンターも並んでいました。先ほどと同じようにまたどこからともなく次は私ね、と来るおばちゃんが前に並びなんてこともありやっと順番が来ました。とりあえず荷物用チケットカウンターには用がないのでパスポートとチケットを返してくださいと伝え、取り戻しました。

もうこれは先ほどの若い男性のところに行くしかありません。返金はとりあえず置いておいてまず男性のところでチケットを購入し直し、そのあと間違った方のチケットはそのリターンのカウンターで返金すればよいかと思いました。チケットの日時変更という変則的なことではなく、払い戻しだけなら指をすすったりボディランゲージでおばちゃんでもどうにでもなりそうかなあ、と思いました。

 

男性のところに行く前にまずはまた改めて列車と席を決め直さなければなりません。オンラインチケットサイトに飛んで見てみます。モスクワと一括りにされていますが注意しなければなりません。このクルスカヤ駅に加えいくつかの駅から出ているみたいですが、今クルスカヤ駅にいますのでクルスカヤのしか購入できません。もうこの時点でどんなに安かったり、時間帯が良くても他の駅に行く体力は完全にありませんでした。クルスカヤ駅のが何個かあって助かりました。チケットのためにまた別の駅へ移動ということは避けられました。

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10月25日(水)クルスカヤ02:00発で11時にサンクトペテルブルクに着く列車がありました。0時発予定だったので幾分か夜中の発車で到着も遅くなってしまいましたが今ある選択肢の中ではこれが最適だと決めました。座席に関しても三等車でトイレ付近で最安値が残っていました。

早速スクリーンショットを撮り、先ほどの男性カウンターへ向かいました。男性も癖っ毛が購入日時を間違えたことを理解したようでした。今度は改めてペンで指し示しながら一緒に出発日時などをしっかり確認しました。そしたら恐らくこいつはできないやつとばれたのか、自転車のチケットも男性カウンターさんがそこで一緒にやってくれました。後ろで並んでいる人には時間をかけてしまい本当に申し訳ない思いでしたが助かりました。

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はあ、助かった助かった…本当になんとかなんとかサンクトペテルブルク行きのチケットを手に入れました…。正直これが終わった直後は何もする気が起きませんでした。チケットの後はクレムリンに行く予定でしたがどうしようかななんて放心状態。ベンチも見当たらず駅構内の隅っこの地べたにしばらく座って長い長いひと息をついていました。

 

自転車って案外地図があればどこの国でも自分でどうにでもなります。ただ公共交通機関ではどうにもできません。反対列車に乗ったらどんなに戻りたくてもしばらく揺られなければならない。異国の地の公共交通機関これは、癖っ毛にとって曲者でした。この1日は自転車はパベルさんの家に置いて来ておりました。家から全てバス、地下鉄と1人で公共交通機関です。人様の国にお邪魔している立場は承知しておりますが、英語表記も満足になく、英語を話せる人は全然いないこれは正直結構体力気力ももっていかれます。当然といえば当然ですが一切英語を使おうや聞こうという態度はなく冷静な表情で一貫してロシア語で対応してくる点も結構精神的にきます。本当に自分も含め日本人は相手が外国人だと例え日本でも必死に片言でさえ英語を使おうとしたり、相手の言うことを聞き取ろうとするから面白いです。これに関しては日本が特有でこのロシアの方たちの対応が一般的であろうとは思います。ただ余裕ない時にロシア語で冷静に対応されると少々いらっときてしまいます。ロシアに来ることが決まっていながら少しもロシア語を学ばなかったのは完全にこちらの至らないところではあります。

それを踏まえた上でもまだまだ観光には厳しいかなあと思います。パベルさんに教えてもらったり、一緒に乗る中で公共交通機関も慣れましたが本当に1人ではどうだっか。インスタ映えもする綺麗な街並みに、人は温かく、食べ物も美味しいです。がこの言語的な面のために強くモスクワを観光として勧めることはできません。覚悟を決めてもらう必要がありそうです。メンタルが強い方やまたそういう厳しい点も含めて楽しめる方でないと、いい人や街ではあるかもしれないがモスクワ嫌い嫌い、ロシア嫌い嫌いで日本に帰ってしまうことになりそうでそれは残念に思います。ポジティブキャンペーンばかりしていても意味がありません。現実問題として個人的にはそのように感じます。でも観光旅行で複数人で来るのであればこの苛々や困難共有したりすることで幾分か落ち着けて問題ないのかなあとも思いますがどうだろうなあ。ひとり旅はちょいと厳しそうかなあ。

 

そんなことを考えながらバックパッカーって本当にすごいなあ、って思ったりしていました。自転車なんかただ走ってるだけで体力あれば誰でもできるけどバックパッカーはまた別の精神的な面で気力やら相当大変だろうなあと感じました。

 

このチケットの後クレムリンの観光とビーフストロガノフとペリメニのお話があるのですがチケットの話で7000字行ってしまいました。また後日この日の夕方以降と最後のパベルさん家での夜の話はしようと思います。

気力体力疲れていたこともあり、写真は逐一撮る余裕はなくこのチケットの話では文字ばかりの記事となり申し訳ないございません。癖っ毛の旅のリアルを一緒に楽しんでいただければと思います。

 

ではでは一旦この辺で。

お読みいただきありがとうございました。