汗かき、べそかき、自転車漕ぎ、

自転車旅で感じたこと、ぼやきその他いろいろ

第二十五走:癖っ毛、神宿る街で雨宿る。

 

第二十五走、なんてタイトルを付けられるほど今日は全く走っておりません。

朝からずっと雨でございました。起きて道の駅で雨宿りしておりました。特殊な出不精な癖っ毛です。1回出てしまえばどこまでも行く。こんな旅してるくらいですからね。純粋な出不精とは言いにくい。しかし出るまでが…。この雨宿りも同じ感じです。走り始めようとした時に降っていなかったり、小雨だったら走り始めます。途中豪雨に襲われようが、1度濡れたら10濡れるも100濡れるも同じ。雨宿りなんて単語は頭にありません。突き進みます。

ただ今日は寝ているときからずっとですからね。なぜか、スタートからは濡れたくはないんですよ。で前の記事で申した通り昨晩は雨風が本当に強くてですね、寝られずで起床も早かった。ですから今日雨宿りした場合とそのまま進んだ場合とや色々シミュレーションしておりました。癖っ毛はかなり行動する前に考える派です。そこはもう少し行動派に寄せていかなければならない欠点だと認識しております。色々なパターンを考えましたけれども、雨宿りする場合としない場合でそこまで明日以降の走行距離が変わらないことがわかりました。あと明日以降は週末天気が良い予報で、出雲大社は晴れたときにゆっくりお参りしたいと思っておりました。ので今日は大人しく神話で神様と縁があり神宿る街出雲で雨宿りすることに致しました。

 

本を読んだり、今後の順路や日程についてあれやこれや。能登に寄らなければ自走で新潟から埼玉の自宅まで帰ることができそうで。能登に寄ると新潟からは新幹線になってしまいます。なんとなくね、電車は使いたくないなとかんじております。ただ能登も気になるところではあります。でも恐らく能登探索よりも今回は自宅から自転車で出発して自転車で帰ってくるこれの方が癖っ毛にとって大きな意味を持つような気がします。

東北旅でもタイヤがパンクしてガムテープでなんとかしのぐ状態で、山形県庁に行き東北の全県庁を周り終えたとき山形で自転車を直し、埼玉まで自走して帰ってくる元気は当時の癖っ毛にはありませんでした。結局山形新幹線で大宮へ、そこからは母が車で迎えに来ました。

北海道のときは最後の期末試験を終え、大学から電車で茨城まで輪行そこからフェリーで北海道へ。朝大学までは自転車で行きましたが。北海道内を周り終えたあとはフェリーで茨城へ、そこからは途中まで自走し、また母が迎えに来ました。

関東や甲信越の県庁に関しても長野、山梨、茨城などは週末自転車で行き、帰りは電車を基本的に利用していました。

 

だから今まで自転車で出て、自転車で帰ってくるという旅はなかったように思います。今回は今のところ精神的にも肉体的にも余裕がありますし、行きで一度通った道は好きではないから帰りは輪行という理由が通用しません。新潟から埼玉間は走ったことありませんので。自転車で出て、自転車で帰ってくる。地元や家に着いた時の感情を考えるとすごく面白そうだし、経験したいなあ、と。自転車旅人を名乗る者としては恥ずかしいですが癖っ毛はまだそれを経験したことがございません…。

 

色々こう旅の今後を考えていると、どこ大ですか?と1人の男性が声をかけてくれました。現名古屋大学自転車部の主将さんと仰っておりました。私の風貌が体育会でしたかね、丁寧に趣味で走っているだけですとお伝えしました。9号線大変ですよね、これ食べて頑張ってください、と道の駅キララ多岐名物海鮮たこ焼きをいただきました。

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雨で近くのコンビニにすら朝食を買えずに行けずで何も食べておりませんでしたので助かりました。鳥取以降福井間の道についても尋ねてみました。大変みたいです。自転車部の主将さんが言うのですからまあそこそこきついのでしょうね。もうこれ以上ビビらせないでおくれ、と…。

 

で計画立てたり、本読んだり、携帯いじったり繰り返してだらだらしておりました。途中同じように声をかけてくださり、食い切れん半分あげるとおじいちゃんからまた海鮮たこ焼きをいただいたりもしました。

趣味で自転車をやるお父さんにも声をかけられました。出張から帰る途中だそうで。島根の方のようで名物を教えてください、と言うと。出雲そば、とおっしゃいました。

知っておりましたか?島根・出雲そばは日本三大そばらしいです。調べてみましたけど、他2つは戸隠とわんこのようです。3年前に東北旅行きましたけども、どちらも食しておりませんでした…何たる失態。わんこはさすがに知ってはおりましたが食べずじまい、戸隠は初めて知りました。

 

出雲大社前の出雲そば屋さんを調べてみると、だいたい11時に開き午後4時くらいで閉まってしまう。このままここで雨宿りをしていては、明日もその時間までは大社付近にいることはないでしょうし、食べる機会を失う。少々小降りになっていましたので出ることにしました。

 

出雲大社付近まで15km程度走りました。それで今日の走りは終わりです。笑

道の駅に自転車を置き、大社前を散策しました。出雲大社への参拝は明日の朝晴れていて人が少ない中行こうと考えていますので、まだ行っておりません。さすがに平日でしたので閑散としておりました。

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創業天明年間、江戸時代後期200年以上続く出雲そば屋として日本で最も古い老舗荒木屋さんを裏路地で発見し、早速出雲そばをいただきました。

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割子そば。この三段器が特徴のようです。上から食していきます。つゆを”の”の字を描くようにかけいただきます。1段食べ終えたら残りのつゆを下へ、と。そうして3段食べます。で中はこんな感じです。

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最初は月見。それを下に落として月見とろろ。最後はシンプルに締める。考えられてましたね。美味しくいただきました。荒木屋さんでは他に4段、5段とありましたが最初ですので王道3段で食しました。

なんか道の駅等でもそばを押しているなあ、とは感じておりましたが危うく日本三大そばを見逃すところでした。お父さんには感謝です。そば、うどん、ラーメンなどご当地と言われてもなかなか食べないんですよね。よく違いがわからなくてどこも同じように感じてしまい、香川のようにあれ程有名であればいただきますけども。そばやうどんはカロリーも低く、消化も早いので自転車旅には向かないというのも1つあります。だからなかなか自分では行こうと思いません。地元の方に言われるとやはり違いますね。出雲そば、食べることができてよかったです。

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色々諸説あるみたいですが、ぜんざいの発祥は出雲みたいです。出雲の神在祭の際にお供えする神在餅が、京都に伝わる過程でなまりぜんざいになった、と。ということで出雲ぜんざいも

いただきました。雨で寒い中いただくぜんざいは最高でした。

 

通りを始め来たときに目をつけておいた島根牛バーガーは、帰り際食べようとしたら閉まっておりました。ここら辺のお店はどこも4時くらいには閉まってしまうので注意しなければなりません。道の駅多岐でお話したお父さん曰く、神戸牛の種馬は島根牛らしく、ネームバリューは全国区ではないが味は保証すると。気になります。やはりステーキ等でいただくとなると高いのでどうしたものか。明日松江に行った際ランチで安いのを見つけたり機会があればぜひいただきたいです。

 

そして散策を終え、今は道の駅大社ご縁広場におります。またWiFiとコンセント付フードインのあるローソンが目の前なので助かります。今夜はここで過ごします。

 

夜ご飯をどうしようか迷っております。昼間は出雲そばも食べ贅沢したのでコンビニで済ませるか。大社やきそばなんてB級グルメもあり、お店もここからすぐなので食べに行こうか…。

 

今日は身体も疲れていないし余裕もあり、早めの記事更新となりました。こう毎日しっかり更新してお伝えできると良いのですが…。

お読みいただきありがとうございます。

ではでは失礼します。